『子どもの眠りはどんなふうに発達する?』

体内時計は子どもの眠りの発達にも影響を及ぼします。
生まれたばかりの赤ちゃんは、
昼夜を問わず2〜3時間ごとの細切れ睡眠です。
それが生後4ヶ月ごろになると、夜の睡眠がまとまってきます。
「これは、ちょうど生後3〜4ヶ月頃に
脳がメラトニンを分泌し始めるから。
新生児期にはほとんど出ていないんですよ」(三池先生)
赤ちゃんが、昼に活動し夜は眠るという
周囲の大人たちの生活に、
適応できるよう発達してきたということです。

8ヶ月頃ではまだ夜泣きが続いている子もいますが、
1歳過ぎには朝までぐっすり眠れる子が多くなります。
こうして睡眠時間は、
1歳では1日12時間、
4歳では11時間、
大人で7〜8時間
くらいになっていきます。

「ただし、眠りは個人差がとても大きいもの。
単に睡眠時間だけでなく、
昼間元気に過ごせているかどうかも重要になってきます」