あかちゃんの体温は
大人より高めなのが普通です。
自律神経が正常に働けば、
3歳ごろには、36度台で安定します。
体温の“リズム”は、ホルモンが司ります。
夜中の0時をピークに、
脳の中に成長ホルモンであるメラトニンがでて、
脳の温度を下げ全身をぐっすりと休ませるのです。
明け方になると
βエンドルフィンやコルチゾール
といったホルモンが
脳や体の温度を上げてくれるので、
気持ちよく目が覚めます。
そこで熱量の朝ごはんを食べ、
老廃物を排出して代謝をよくして、
日中の運動に備えます。
朝の8〜9時に
体温が36.5度くらいまで上がれば、
“アップ”(準備完了)のできた状態です。」
遅寝遅起きは、
体温が低いうちに朝を迎えるため
すっきり起きられません。
自律神経の働きの低下や
ホルモン分泌の乱れが起こり、
元気になる時間も遅れます。
自律神経は、
気温など外界の変化に対応できる体と、
意欲的、自発的に“動くもと”をつくります。
つまり、生きる力の基盤。
この働きが低下すると、
心の問題も招いてしまいます」
健康な体のリズムは、すぐにはできません。
成長ホルモンや自律神経の働きを
守り高めるには、
乳幼児期から「食事・運動・睡眠」の
正しいバランスを築くことが大切なのです。