睡眠時間が足りていても、
夜に生活時間がスライドすることで
体内時計がくるってしまうという問題もあります。
体内時計は体中に存在し、
睡眠、血圧、体温、ホルモン分泌などを
制御しています。
これが乱れると
肥満や糖尿病などの病気だけでなく、
さまざまな問題を引き起こす要因となります」
さらに今、最も注目を集めているのが
こどもの発達障害と睡眠の関連です。
睡眠の乱れによって
脳機能のバランスが悪くなると、
認知やコミュニケーション力が落ち、
発達障害のような状態に陥ることが
心配されています。
「自閉症やADHD
(注意欠陥多動性障害)の子
は睡眠障害を伴いやすいのですが、
生まれ持った素因がない子でも、
睡眠障害によって
似たような症状になると考えられます」
(三池先生)