ところが、1990年以降の各種調査では、
小学校高学年でも血圧調整不良の子供たちが
6割から8割という高い比率で出現するようになっています。
一方、朝の体温が35度台で
午後になると37度5分くらいに上がるといった
体温調節不良の子どもの増加も目立っています。
朝は体温を上げきれず、午後は体内の熱を発散できないのです。
現在、多くの学校で3割前後が朝の平熱は35度台となっています。
体温を十分に上げないまま学校に来るということは、
当然脳の活動水準や筋肉の活動レベルにも影響します。
脳や筋肉の“ウォーミングアップ”なしで授業を受けることになるのです。
子どもたちのメディア漬けの生活は
こうしたことにもかかわっているといえるでしょう。