発熱に伴う一過性のけいれんを熱性けいれんといいます。 突発性発疹やインフルエンザなど 38度以上の高熱を伴う病気のときに起こりやすく、 熱の上がりはじめなどに起こりやすいです。 乳幼児は脳の発達が未熟なため、脳に熱の刺激が加わることで、 神経が興奮してけいれんが起こりやすくなります。 熱性けいれんは、生後6ヶ月ころから、5〜6歳までによく見られます。 また、遺伝的な要素もあって、両親やきょうだいにけいれんの経験があるという場合は、 熱が出るたびにけいれんを起こすことがあるので注意が必要です。 しかし、年齢が上がって脳の機能が安定してくると起こりにくくなり、 7〜8歳ぐらいからは、ほとんど起こらなくなります。 |