11/10/21「窒息事故」
11/10/21 20:10 
▼タイトル
「窒息事故」

▼本文


日本小児科学会に報告された
お子さんの事故について
御紹介します。

「3歳のお子さんが、
口の中にスーパーボールを
2つ入れて遊んでいて、
お母さんがそれに気づいて
叱ったところ、
驚いて1つは口から出したものの
もう1つを吸い込んでしまい、
お母さんが口の中に指を入れて
摘出しようとしましたが
取り出せず窒息しました」

「1歳のお子さんが、
家族が目を離している間に
硬質のプラスチックのボールを
飲み込んでしまい、
お母さんが指を入れて
摘出を試みましたが、
喉にはまり込んで摘出できず
窒息しました」

東京消防庁の分析です。

毎日3人以上の乳幼児が
食べ物による窒息や
異物の誤飲等で
救急搬送されていて、
命にかかわることもあります。
発生件数は0歳が最多で、
中等症以上は2歳が最多です。

窒息、誤飲した物品は

第1位食品(魚の骨が多い)
第2位玩具
第3位タバコ
第4位薬品(中等症以上では最多)

*事故防止のポイント

1.日頃から部屋の整理整頓を心がける
  トイレットペーパーの
  芯を通る大きさのものは
  飲み込む危険性あり。

2.薬・電池・タバコなどは
乳幼児の目に触れない場所に保管 
  有害なものは手に触れないかつ
  目に見えない所に保管する。

3.授乳後は嘔吐物による窒息に注意
  乳児は嘔吐しやすい。
  授乳後は前かがみにして
  背中を軽く叩いて
  げっぷをださせたり、
  顔を横にして寝かせるなどする。

ピーナッツが気管支に入って
窒息することもあります。
乳幼児には
ピーナッツは与えないように
心がけましょう。