11/11/7「細菌性髄膜炎講演会」
11/11/07 20:43 
▼タイトル
「細菌性髄膜炎講演会」

▼本文


先週土曜日に
富山県の小児科の先生による
細菌性髄膜炎の講演を聴きました。

富山県でも
毎年おこさんが
細菌性髄膜炎にかかっています。

かかったおこさんの年齢は
1歳以下が約半数で、
原因菌は
ヒブ菌が一番多く、
ついで肺炎球菌でした。

富山県で
保護者にアンケート調査を
されました。
その中で、
『もっと早く
細菌性髄膜炎の情報を
知りたかった』
という意見が
多かったそうです。

そこで富山県では
産科医院や助産所に
細菌性髄膜炎についての
パンフレットを配布して、
出産前後に知っていただく
取り組みをされました。
その結果、
早い時期から
予防接種を開始することに
つながったそうです。

ヒブ・肺炎球菌ワクチンが
まだ日本で承認されていなかった時に
おこさんが細菌性髄膜炎にかかり、
『細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会』
を発足されたお母様がいらっしゃいます。
多くの方に働きかけられて、
やっと日本でワクチンが承認されました。

このお母様の手記の中で、
ワクチンが承認・導入されただけでは
悲しい事例はなくならず、
必要な時期に接種が完了しないことは
ワクチンの効果を下げ
守れるものも守れない状況に
等しいのではないでしょうか
と述べておられます。

ヒブ・肺炎球菌ワクチンは
生後2ヶ月から接種が可能です。
集団生活を始めると
90%以上のおこさんが
この2つの菌を
のどや鼻の中に保有してしまいます。

まだ接種が済んでいない場合は
ぜひお早めに。