11/11/10「急性アルコール中毒」
11/11/10 21:03 
▼タイトル
「急性アルコール中毒」

▼本文


日本小児科学会に報告された
1歳のおこさんにおこった
急性アルコール中毒の
御紹介です。

普段、ご両親はおこさんに
清涼飲料を飲ませておらず、
外食時のみ
特別に許可していたそうです。

外食時おこさんに
カルピスソーダを注文した所、
店員が誤って
カルピスサワーを運んで来て、
ご両親は気付かず
おこさんが
一気飲みしたそうです。

おこさんに
顔面紅潮、
歩行時ふらつき、
興奮を認めたので
病院を受診し、
点滴治療を受けて
回復しました。

アルコールの誤飲は比較的多く、
日本中毒情報センターの
受信報告によると、

5 歳以下の
飲料用アルコールの誤飲は、
165件(2005年)
132件(2006年)
169件(2007年)

年齢では
1歳が約6割
0歳が2割
を占めています。

5歳以上では、
フルーツ風味のアルコール飲料を
ジュースと間違えて
飲む場合が多いそうです。

乳児では、
正月の準備で忙しいときに、
日本酒をお湯と間違えて
ミルクを作って
乳児に飲ませた事故の
報告があるそうです。

乳幼児を連れて
居酒屋に出かける場合、
このような事故が
起こる可能性があります。
注文の際には
よく確認しましょう。
お店で出された飲み物は
大人が確認することも
必要でしょう。

また、大人が飲むつもりで
机の上に置いたアルコール飲料を
子どもが飲んでしまう場合もあります。
甘い飲料であれば、
幼児が一気飲みすることもあります。

こどものそばに
アルコール飲料は置かず、
またこどもの様子は注意して
見ておくことが大切でしょう。