11/12/28「車内事故」
11/12/28 20:45 
▼タイトル
「車内事故」

▼本文


年末年始を
実家で過ごすために
自家用車を利用される方は
多いかと思います。

チャイルドシート固定のための
ロック機構が付いた
後部座席のシートベルト
による事故を
御紹介します。

母が運転する
自動車の後部座席に
5歳の兄と2歳の妹が
乗っていました。

二人はチャイルドシートを
使用していませんでした。
二人がシートベルトで遊んでいて
女児の首にシートベルトが
きつくからまり窒息しました。

兄の叫び声で
母は気づき停車して、
ベルトをはずそうとしましたが、
ロック機構のためにゆるまず
逆にしまっていき、
近くの店ではさみを借りて
ベルトを切ってはずしました。

病院に搬送した時は
意識障害を認めましたが、
治療して回復しました。

この事故では、
乗車中に
チャイルドシートを
使用していないことが
問題として挙げられます。

2000年4月より
6歳未満のこどもは乗車中、
チャイルドシート使用が
義務付けられています。

2003年のJAFによる
こどもの
車内事故調査結果です。

第1位;ドアに手足をはさんだ(594件)
第2位;急ブレーキ時に頭や体を強打(391件)
第3位;パワーウインドウに
  手足をはさんだ(136件)
第4位;ドアが開いた、あるいは
   こどもがドアを開けて車外に転落(25件)
第5位;シガーライターでやけど(11件)

いずれもチャイルドシート未使用が
原因と考えられます。

自動ロック式巻取り装置は
シートベルトを
最後まで引き出すとロックされ、
巻き込み方向にのみ動いて
緩まなくなります。

上記と同様の事故は
国民生活センターによると
1999年以降7事例あり、
1例は死亡しています。

どんなに急いでいても、
めんどうに感じても、
チャイルドシートは
使用しましょう。