12/5/26「細菌性髄膜炎」
12/05/26 16:52 
▼タイトル
「細菌性髄膜炎」

▼本文


国立感染研の
ヒブ菌感染症の
全国調査のまとめからの
抜粋です。

*調査期間;2008年1月〜2012年1月
*感染人数;354人
*年齢;0歳〜13歳(平均1.29歳)
 0歳139人 1歳97人
*転帰
 死亡5例
 軽度後遺症34人
 中程度後遺症6人
 重度後遺症7人
 てんかん3人
 聴覚障害7人
*予防接種歴
 なし;341人 あり;6人
*診断名 
 髄膜炎+何らかの感染症;68.1%
*年別発症数
 2009年
  1月〜6月;16人〜34人/月
  7月〜12月;2人〜18人/月
 2010年
  1月〜6月;2人〜9人/月
  7月〜12月;2人〜13人/月
 2011年 
  1月〜6月;2人〜6人/月
  7月〜12月;0人〜4人/月
 2012年 1月;1人
2011年8月に初めて
発症数が0となりました。

公費負担制度開始以降
ワクチン接種者が増加し、
発症数が減少してきました。

その効果と安全性が
認められて、
ヒブ・肺炎球菌ワクチンは
定期接種化される模様です。

ところで
今年になり
熊本県の普段は健康な
小学生のお子さんが
細菌性髄膜炎を発症しました。
(ワクチン接種歴なし)

現在熊本市の
公費負担制度対象者は
0〜4歳です。

ヒブワクチン接種対象者は
0〜4歳。
肺炎球菌ワクチン接種対象者は
0〜9歳。
肺炎球菌ワクチンは
5〜9歳の方は
有料ではありますが、
接種されることを
お勧めいたします。

勿論、
4歳までのお子さんは
ぜひ両方のワクチンを
接種なさってください。