12/6/4「腸管出血性大腸菌」
12/06/04 20:29 
▼タイトル
「腸管出血性大腸菌」

▼本文


国立感染研発表の
本年初めから5月20日までの
腸管出血性大腸菌感染症の
報告数は、
熊本県は23人で、
福岡(38)愛知(36)東京(26)
に次いで多く発生しています。
昨年同期にくらべて
増加しています。
5月21日-27日の週は
熊本県でさらに
2人が感染しています。

この菌が産生する
ベロ毒素によって、
*溶血性貧血
*血小板減少
*急性腎障害
*脳症
などが現れる
溶血性尿毒症症候群を
引き起こすことがあり、
命に関わる事態
となる場合もあります。

昨年は生肉を食べて
この感染症を発症し、
不幸な転帰をたどった方が
いらしたことが
問題となりました。

特にこれからの時期は
さらに増加する
可能性があります。
肉は十分に加熱し、
肉を扱った調理器具は
しっかり消毒し、
手洗いも確実に行いましょう。