12/6/9「溶連菌感染症」
12/06/09 16:14 
▼タイトル
「溶連菌感染症」

▼本文


国立感染研の報告では、
全国における
A群ベータ溶血性レンサ球菌
(溶連菌)
による咽頭炎が、
5月中旬以降、
過去10年間で
2008年に次ぐ
高値となっています。
発症年齢は
2〜9歳が中心です。

熊本市の定点観測では、
平年値とあまり変わらず、
本年3月以降
上下しながらも
コンスタントに
発生しています。

例年春休み以降に増加し、
一旦ゴールデンウィーク中
減少し、
その後再び増加して
6月中旬頃に
ピークを迎えます。

症状は、
突然の発熱、咽頭痛、
時に嘔吐、発疹
などがみられます。
飛沫・接触感染で、
小児の集団生活施設内、
家庭内での感染が多いです。

リウマチ熱や
急性糸球体腎炎などの
合併症予防のために、
治療には抗生剤を
少なくとも
10日間内服します。

当院の近隣の保育園でも
現在流行しています。
基本の手洗い・うがいを
おこないましょう。

さて6月8日に
九州北部は
梅雨入りしました。
今日明日は
晴れマークのようです。
有効にご活用ください。