13/5/31「チャイルドシート」
13/05/31 18:44 
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「チャイルドシート」

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おこさんの
事故報告の続きです。
報道もされて御存知の方も
多いと思います。

先月県内で起こった
自動車事故についてです。

軽自動車が前方の車に
ゆっくりしたスピードで
追突しました。
車の損傷はさほどなく、
運転手、後部座席にいた幼児も
けがはありませんでした。

助手席に
ダッシュボードに背を向けて
取り付けてあった
チャイルドシートに乗っていた
乳児が頭の骨を折り、
脳に影響を及ぼすという
重症を負いました。

追突の衝撃で
助手席のエアバッグが
作動して膨らみ、
その力で乳児の頭部に
ダメージが及んだ模様です。

エアバッグが
膨張する時の力は
時速200kmほどもある
猛烈な勢いだそうです。

2012年に警視庁と
日本自動車連盟が
共同でおこなった調査では、
使用義務がある6歳未満の
こどもがいる状況における
チャイルドシートの
装着率は58.8%でした。

年齢別では
1歳未満;77.6%
1-4歳;60.9%
5歳;37.2%
と年齢が上がるほど
装着率は下がっています。

1歳未満の18.6%は
保護者が抱っこしています。

時速40kmで車が衝突したとき、
乗員には体重の約30倍の
衝撃がかかるとの
実験結果があるそうです。

体重10kgのこどもも
30倍の300kgの重さになれば
大人でも支えきれません。
また、抱っこしている人が
シートベルトをしていなければ、
その人にかかった衝撃
(体重50kgだと1500kgの衝撃)
がこどもにもかかります。

自動車の運転者は、
幼児用補助装置を
(いわゆるチャイルドシート)
使用しない6歳未満の幼児を
乗車させて
自動車を運転してはならない
ことになっています。
(道路交通法第71条の3第4項)

また折角チャイルドシートを
使用していても、
助手席で使用する、
ベルトをせずに座らせる、
など不適切な使用では
その効果は望めません。

おこさんの命を守るために、
ちょっとの時間の運転でも
適切にチャイルドシートを
活用しましょう。