13/7/5「ハチ刺症」
13/07/05 19:54 
▼タイトル
「ハチ刺症」

▼本文


日本中毒情報センター
によると、
ハチに刺される被害は
7〜10月に多いそうです。

ハチ刺症で問題になるのは
アシナガバチ
スズメバチ
ミツバチ
などの約20種類です。

ハチは外敵を攻撃するのに
毒針を使用します。

*ハチ毒の2つの作用
 
 ハチ毒には、
 ヒスタミンなどの
 アミン類、
 ハチ毒キニンなどの
 低分子ペプチド、
 ホスホリパーゼなどの
 高分子タンパク質がある。

@直接作用
 毒の注入量によるので、
 刺傷数が多い場合は
 全身症状が現れたり
 死亡することがある。

Aアレルギー作用
 注入量に関係なく
 起こる。
 ハチ刺傷による
 死亡の多くは
 アナフィラキシー反応
 による。

*症状

毒性の発現は速い。
疼痛、紅斑、腫脹。
注入量が多い場合や
アナフィラキシー反応
(通常数分〜十数分以内)
遅延反応(2〜14日後)
では全身反応が
出現する。

*刺された場合の
現場で可能な処置

@針が残る場合は除去する
 つまむと毒液を
 注入するので、
 指などではじき飛ばす

A抗ヒスタミン軟膏
を塗って水で冷やす
 (アンモニア塗布は
 有効でない)

B全身症状があれば
 すぐに医療機関を受診