13/7/29「日本脳炎@」
13/07/29 19:43 
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「日本脳炎@」

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日本脳炎に
注意が必要な季節です。

7月29日現在の
国立感染研発表の
ブタの日本脳炎抗体
保有状況です。

ブタの日本脳炎抗体が
陽性の場合は、
ブタが日本脳炎に
感染したということ。
つまり、
日本脳炎ウイルスの
活動性の指標となります。

以下の数値は、
検査を実施したブタのうち、
抗体が陽性だった
ブタの割合を示します。

7月下旬までの検査で、
長崎100%
高知90%
愛媛・富山20%
沖縄5%

熊本は今のところ0%です。

日本脳炎は
日本では1960年代まで
年間数千人
発症していました。
その後、
ワクチンの普及や
衛生環境の整備により、
1980年代には
年間数十人程度に
減少しました。

2000年代は
関東以西の
九州、
中・四国地方に
患者発生が
集中しています。

月別では8〜10月に
発生が目立っています。

また2006年以降の
小児の発生は、
2006年熊本1人
2009年熊本・高知各1人
2010年山口1人
2011年福岡・沖縄各1人
となっています。

2011年の年代別の
抗体保有状況調査で、
6〜10歳で
抗体保有率が
十分でないことが
判明しています。

日本脳炎は発症すると
致死率は20〜40%、
生存した場合、
約半数に後遺症を残す
重篤な疾患です。

今年もすでに
日本脳炎ウイルスは
活動しています。

定期接種対象者は
ワクチンを
早めに接種しましょう。