13/7/31「汗」
13/07/31 14:41 
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「汗」

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ちょっと動いただけでも
汗を沢山かいてしまう
夏の毎日です。

汗は皮膚にある汗腺から
でてきます。

人の汗腺の数は
200万〜500万あります。
ただし、
全ての汗腺を
使ってはいません。

汗腺には、
・能動汗腺;汗をかく腺
・不能汗腺;汗をかかない腺
の二つがあります。

この二つの汗腺の
数の割合は、
2歳半頃までに
決まります。

そしてそれは
育つ環境に左右されます。
つまり、
熱帯の暑い所で育てば
能動汗腺が発達し、
逆に寒い所で育てば
能動汗腺は少なくて
不能汗腺の数が増えます。

近年は、
多くのご家庭で
年中過ごしやすいように
空調が整備されています。
2歳半までに
汗をあまりかかない
環境で育てば、
将来あまり汗を
かかなくなります。

汗には、
*体温調節
*感染防御
*保湿
の作用があります。

汗をあまりかかない人は、
夏の暑い日に
沢山汗をかいて
体温を調節できないので、
体は恒常性を
維持するために
基礎代謝を低くして
平熱を低くします。
いわゆる低体温
というものです。

先日、
皮膚科の先生の
講演をお聴きしました。

アトピー性皮膚炎の肌は、
肌におこっている炎症により、
発汗が抑制されて
乾燥肌になっています。

その中で、
アトピー性皮膚炎の
患者さんを、
*汗をかかせた群
*汗をかかせない群
に分けて
肌の状態を比較したら、
汗をかかせた群の方が
肌のコントロールが
良好だった
とのことです。

もちろん、
汗をかいた後は
汗をぬぐう
汗を流す
などのケアも
おこないました。

2歳半頃までは、
時々は汗をかいて
能動汗腺を
発達させることが
必要です。

また、
肌の乾燥防止や
アトピー性皮膚炎の肌を
良好に保つためにも
汗をかくことは
大事なことのようです。
そして、
汗をかいた後の
ケアもしっかり
おこないましょう。