13/8/1「足裏」
13/08/01 18:43 
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「足裏」

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八月に入りました。
報道されていますが、
来年二月開催の
熊本城マラソンの
出場受付が開始されました。

今年の出場者の
記録表の中に
知人の名前を見つけました。
皆さん市民ランナーで、
お仕事・ご家庭の事の
合間を縫って
練習・体調管理をし、
見事完走されたことと
思います。

フルマラソンを
完走すること自体
素晴らしい事ですが、
中には記録を狙ったと
思われるような
タイムの方も
いらっしゃって、
敬服しております。

今年もエントリー
なさるのでしょうか。
皆さんの周りにも
そういう方が
いらっしゃるかも
しれません。
陰ながら応援したいと
思います。

さて、
金沢大学の先生を中心に
まとめられた
“幼児のからだとこころ
を育てる運動遊び“
という本から抜粋します。

裸足保育を実践している
8つの保育所の年長児
(計242名)
を対象に調査したら、
*約17%が偏平足
(土踏まずが十分に
形成されていない)
*約45%が浮きゆび
(足のゆびが
地面に付いていない)
だったそうです。

土踏まずは、
足裏の筋を鍛錬することで
形成されます。

運動能力をみると、
偏平足の園児は
立ち幅跳びと
ボール投げが
有意に劣っていました。
このことは
踏ん張って
何かを行う際に
不利になってしまうことを
意味しています。

以前このブログにも
書きましたが、
「転んだ時に手が出ないで
顔面から落ちてしまう」
おこさんがいるそうです。

通常、転びそうになると
足指でしっかり
踏ん張りながら
体勢を整え、
手や膝を着き、
顔をぶつけないように
防御する『保護伸展反応』が、
ほぼ幼児期までに
備わるそうです。

この機能が欠如しているのは、
遊び体験の少なさや、
歩く行為が
減少していることを
示しています。

また浮きゆびの場合、
ゆびも含めた
足裏全体で
身体を支えられないため、
踏ん張りが効かず転びやすく、
運動能力に影響を及ぼすと
考えられています。

歩行ができる年齢の
おこさんの足裏の状態、
足ゆびの位置を
一度ご確認ください。

裸足で思いっきり
遊んだり、
デコボコな地面を
走り回ったり、
そういう体験が
大切なようです。