13/10/14「体育の日」
13/10/14 11:51 
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「体育の日」

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今日は体育の日。
晴天となりました。

『幼児のからだと
こころを育てる
運動遊び』という本から。

2008年著者らは、
N町という
住宅と商業地域が混在する
核家族化が進行し
夫婦共働きの家庭が増えた
都市化が進む地区の
10の保育所に通園する
4〜5歳児207名
(各保育所から無作為抽出)
を対象に調査をしました。

各保育所の周辺環境は、
住宅地、商業地、
団地、一部農地、
園庭・園舎・遊戯室の広さ、
建物は1階〜2階
とそれぞれ異なります。

*調査の内容

・20m走
・立ち幅跳び
・テニスボール投げ
の3種目の運動能力を
測定して得点化し、
運動総合得点も
求めた。

・歩行量
9:30〜11:30の間に
歩数計で測定

*結果

・運動総合得点(3種目平均値)
 と
 歩行量の関係

→歩行量の多い園は、
 総合得点が高い傾向にある。

→運動能力と歩行量が
 高値の保育所の
 建物は木造平屋で、
 どこの保育室からでも
 園庭にでることができる。
 
→運動能力が低く
 歩行量が少ない園は、
 2階建てで
 園庭に出にくい

・園庭やホールの広さに対して
園児が多い園は、
使用回数・時間制限があるため
歩行量が少ないと思われる。

・同じ環境下でも工夫次第で
歩行量を伸ばしている園もある。

・運動総合得点
上位群の平均歩行量4,288歩
下位群の平均歩行量3,166歩
→幼児期に最低限必要とされる
運動能力の確保には、
平均4000歩(午前の活動中)
が必要。

・家庭調査も行い、
歩行量が確保されている園は、
「早寝」「朝の排便」
の生活リズムが整っている。

朝、排便を済ませていないと、
日中十分な筋力を発揮できず、
快適に活動できないことが
報告されているそうです。

先日のNHK番組
『すくすく子育て』で、
こどもの体力について
取り上げてありました。

その中で、
<親子でできる運動遊び>

・大股歩き
一緒に思い切り歩幅を広げて歩く

・大男歩き
両手を大きく上に伸ばし、
つま先立ちでユッサユッサ歩く

・カニ歩き
横向きで大きな歩幅で歩く

・ロープ渡り
床にロープを置き、
その上を歩く

・物のせ歩き
頭上に物をのせて
落とさないように歩く

遊びを通して
体力を養いましょう。