13/10/23 17:57
▼ﾀｲﾄﾙ
「振り返り」
▼本文
児童精神科医
佐々木正美先生の
論文から抜粋します。
〜アメリカ精神医学者
ロバート･エムディは、
数多くのこどもを
乳児期から長く観察した。
乳児は6ヶ月頃になると
“はいはい”を始める。
すなわち自分の意思で
移動を始める。
しかし、ただ自由勝手に
移動をしている
わけではなく、
疑問や不安を感じる事態に
直面すると、
立ち止まって
背後を振り返り、
そこに母親など
保護者の視線を
確認できる範囲を
設定するようにして
移動している。
ところが
エムディの
発見した事実は、
こどもたちが
10代になって
非行や犯罪に
陥ってしまう場合、
その少年や少女の
生い立ちの共通点が、
“はいはい”の時に
自分を保護的に
見守ってくれている
視線が
欠落していたという。〜
おこさんが自分一人で
行動している時に
ふと立ち止まって、
お父さん･お母さん
の方を振り向くことは
日常
よくみられることです。
その時、
大人の視線が
スマホ･パソコンなどの
メディアに
向けられていて、
おこさんの視線に
気づかない、
あるいは
気づいても
何の反応も示さない
ようであれば、
おこさんの心理に
暗い影を
落とすのでしょう。
おこさんが
視線を向けてきたら、
どうぞ
笑顔でうなずいて
あげてください。