13/11/21「ネット依存」
13/11/21 15:21 
▼タイトル
「ネット依存」

▼本文


先日、
ネット依存についての
講義を聴きました。
先生は、
ネット依存の治療・研究に
取り組んでいる
国立機関に
所属されています。

先生が行った
2008年の調査では、
20歳以上で
ネット依存が
疑われる者は
全国で270万人に
のぼることが
推計されました。

専門外来を受診するのは、
10〜30歳代と、
50歳代の保護者が
中心です。

患者さんの多くは
オンラインゲームに
依存しているそうです。

私はゲームをしないので
知らなかったのですが、
オンラインゲームと言っても
実に様々な種類があって、
依存しやすいゲームの
代表格として、
MMOPRGと
FPSがあるそうです。

MMOPRGとは
多人数同時参加型
オンラインPRG
という意味だそうで、
複数の仲間と
チームを組んで、
モンスターを倒したり、
新しい世界を
冒険していくゲームです。

FPSは
架空の戦場を舞台に、
実在する
銃や武器を使用して
敵チームと戦い、
勝敗成績やランキングを
競い合うゲームです。

ゲームの画面の
紹介もありましたが、
戦いで血を流して
死んでいく兵士の姿が
リアルに描写
されていました。

依存の問題としては、
生活面では
食事が偏食になったり
睡眠不足・昼夜逆転
になったりします。

社会面では
不登校・出社拒否、
家族とのトラブル
があります。
親がこどもから
ゲーム機やネットを
取り上げて、
暴力を起こすことも
あります。

こどもでは
身体の発達に悪影響を
及ぼして、
身長が伸びない
肥満
骨密度の低下
などがみられ、
体力が低下する
ケースもあります。

金銭面では
うまい具合に
課金させるように
できていて、
ゲーム内でのアイテム、
ID登録料、
チーム所属料などに
お金がかかります。
こどもが親に内緒で
クレジットカードを
使用したり、
コンビニで
現金を電子マネーに
換金することもあります。

今の時代で
ネットを利用しないのは
なかなかできないですが、
ネットに支配されないような
対策が必要です。