14/1/14「唾液」
14/01/14 19:03 
▼タイトル
「唾液」

▼本文


“かむ”ことの目的は
食べ物を歯で細かくする
だけではありません。
かむと口の中には
唾液がでてきますが、
この唾液には
免疫力をアップする
働きがあります。

唾液は健康な大人で
一日に0.9〜1.8ℓでていて、
特に食べ物をかみはじめると、
ふだんの3〜4倍分泌されます。

*唾液の働き

・食べ物をかみながら
なめらかにして
飲み込みやすくする。

・でんぷんを分解して
消化・吸収を助け、
胃腸からの消化液の分泌を促す。

・酸性になりがちな
口内を中性に戻して、
虫歯になりにくい
環境をつくる。

・口内、のどの乾燥を防ぎ、
細菌やウイルスの侵入を防ぐ。

・唾液には
リゾチームやラクトフェリン
などの抗菌物質があり、
口内の自浄作用を保ち、
口内の細菌の繁殖を抑える。

・唾液中の酵素
ラクトペルオキシダーゼは、
発癌をまねく物質の力を
抑える作用がある。

よくかんで唾液を分泌させ、
そのことで
口からの細菌・ウイルスの
侵入を防ぎ、
胃腸の働きも活発になり、
免疫細胞に必要な
栄養素の吸収も高まります。

インフルエンザが
拡大してきています。
今週から来週にかけて
一気に増加するかも
しれません。
手洗い・うがいに加えて
食べ物をよくかみましょう。