14/1/27「骨」
14/01/27 20:35 
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「骨」

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先日の小児科勉強会で
整形外科の先生が
こどもの骨折について
お話されました。

こどもの骨折部位は
肘周囲が最も多いそうです。

骨は、
*吸収
(骨からカルシウムなどが溶け出す)

*形成
(骨へカルシウムなどがたまる)
を常に繰り返しています。

小中学生の時期には
骨形成が骨吸収を上まわり
骨の量は増加し、
ほぼ20歳までに
最も骨の量が多くなります。
骨の量が最も増加する時期は、
男子が13〜16歳、
女子が11〜14歳です。

こどもの骨折予防と
最大骨量増加のためには、
栄養、運動が大切です。

栄養としては、
カルシウムやビタミンD
などをとることが大事で、
運動はその材料を
効果的に使って
骨の量を多くします。

カルシウムは
乳製品に多く含まれていて、
アレルギーのない人は
意識的にとりましょう。

ビタミンDは
カルシウムの吸収に必要です。
魚やきのこ類を
食べましょう。

また、
ビタミンDは
紫外線によって皮膚でも
作られるので、
太陽の光に
当たることも必要です。

そして骨にはある程度の
負荷がかかることが
大切なので、
外遊びを通して
骨を丈夫にしましょう。

現在インフルエンザが
ピークになりつつあります。
予防の基本を
行っていきましょう。

例年お伝えしていますが、
インフルエンザの検査は
体温が38℃前後になってから
12時間ほど
経過してからでないと
正確には判定できません。
インフルエンザを疑う場合は
慌てずに
水分・栄養補給をして、
時間をみて受診致しましょう。