14/2/12「電気カーペット」
14/02/12 20:20 
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「電気カーペット」

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寒い毎日です。
インフルエンザも
まだまだ続いています。

さて、
おこさんの事故情報です。

防寒具に電気カーペットを
使用されていらっしゃる
ご家庭もおありでしょう。

国民生活センターによると、
幼児を電気カーペットの上に
敷いた布団の上に寝かせていたら
熱中症になったという
情報提供があったそうです。

健康成人をモニターとして
電気カーペット5銘柄の
設定温度を最高温度にして
カーペットの表面温度を
測定したら、
約42〜46℃になりました。
モニターが横たわって
1時間後の接触部(背中表面)の
温度を測定したら、
39℃を超えるまで上昇しました。

この温度は誰もが直ちに
低温やけどに至る温度では
ありませんが、
その人の条件によっては
低温やけどになる
可能性があるそうです。

また、
電気カーペットの上に
布団を敷いてモニターが睡眠中に
途中から電気カーペットの
電源を入れたところ、
比較的短時間で
温度と相対湿度が上昇しました。
背中の下の温度は38.2〜39.0℃、
相対湿度は70.9〜94.5%
でした。

体の容積が小さく
汗腺が未発達な乳幼児は
脱水状態となり、
やがて体温が
40℃以上に上昇して
熱中症になる可能性が
あるそうです。

私は以前、
電気カーペットの上に寝ていて
背中が真っ赤になった
あかちゃんを診たことがあります。

電気カーペットは
就寝時の防寒具として使用しない、
また日頃使用している場合も、
温度には常に注意し
おこさんの様子に
気を配りましょう。