14/05/09 18:37
▼ﾀｲﾄﾙ
「母の日」
▼本文
次の日曜日は母の日です。
お母さんは毎日大忙しです。
おこさんの診察時に
ふと見たお母さんの手が
かさかさしてあかぎれがあって、
とても痛々しそうでした。
お母さんはご自分のことは
後回し・構っていられない
状況になっていらっしゃいます。
手を抜く所は抜いて、
また周りにもヘルプを出して、
少しでも負担を軽くして
疲れを溜め込まないようにしましょう。
さて、
国立がん研究センターの最新の統計を、
女性特有の臓器についてみてみます。
＊乳がん
死亡率を1985年と2011年と比較すると、
2011年の方が
20代半ば以降のほぼ全ての年齢層で
増加しています。
2011年の死亡率は、
20代半ばから徐々に増加し、
50代で一旦横ばいとなり、
70代以降再上昇します。
＊子宮頸がん
死亡率を1985年と2011年と比較すると、
2011年の方が
20代後半から50代半ば頃の
年齢層の死亡率が増加しています。
2011年は20代前半から死亡率は上昇し、
40代で一旦横ばいになり、
70代以降上昇しています。
＊子宮体がん
死亡率を1985年と2011年と比較すると、
2011年の方が
20代後半以降の
全ての年齢で増加しています。
2011年は30代から死亡率は
年齢増加とともに高くなっています。
＊卵巣がん
死亡率を1985年と2011年と比較すると、
50歳までは同程度ですが、
50歳半ば以降は2011年が増加しています。
2011年は30代から死亡率は
年齢増加とともに高くなっています。
それぞれのがんは
20代より発症しています。
なかなか時間がなくて
健康診断、がん検診を
受けていない方も多いです。
子宮頸がん検診は
20歳以上の女性で2年に1回、
乳がん検診は
40歳以上の女性で2年に1回
推奨されています。
お母さんご自身の体のケアも
なさってください。
お母さんいつも有難うございます。