14/6/14「こどもの運動」
14/06/14 15:12 
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「こどもの運動」

▼本文


サッカーのワールドカップが始まりました。
サッカーを頑張っているおこさんも
いらっしゃいます。

おこさんにとってスポーツは、
成長・発達の促進や体力・精神力の向上、
さらには
自主性、協調性、責任感、連帯感などの
社会性を身につけるうえで意義のあることです。

ただし、スポーツ傷害(外傷・障害)や
バーンアウトなどの精神的問題にも
気を付ける必要があります。

こどもの骨は軟骨成分が多く、
力学的ストレスに弱いのが特徴です。
よって、軽微な外力でも反復することで
成長過程に障害を与えます。
(投げ過ぎによる野球肘など)
筋肉・腱は骨と比べて成長が緩やかで変性もなく、
骨の成長にふさわしい筋力が十分でないため、
骨への付着部での損傷が多くみられます。

こどもの場合、
骨・筋肉・腱の成長が不均衡な時期に
障害が発生しやすいので、
年齢ごとにスポーツやトレーニングメニューを
組み立てる必要があります。

*5〜8歳頃は脳・神経系が発達するので、
バランス動作修得や反射神経訓練など
技術力の訓練を行います。

*9〜12歳頃は呼吸・循環器系が発達するので、
持久力訓練を中心に行います。
ただし、成長・発達に個人差が現れる時期なので、
個々の成長に応じた訓練をし、
過度の反復動作や強度負荷は避けます。

*13〜16歳頃は筋・骨格系が発達するので、
筋力訓練を行います。
そして成長終了後徐々に荷重訓練を行います。

成長期にあるこどもは、
発育・発達に個人差があるので、
個々に応じた運動や様々な運動を体験し、
動きをつくり反復ストレスを
かけないことが大事です。

さて、明日は父の日。
お父さん、
毎日のお仕事、お家のお手伝いお疲れ様です。
何をするにも体が資本です。
メタボリックシンドローム、
ロコモティブシンドロームのリスクを減らすには、
適度に体を動かすことが大切です。
明日はお天気良好の模様なので、
おこさんとお外で遊んでみてはいかがでしょうか。