14/6/18「スポーツと貧血」
14/06/18 19:42 
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「スポーツと貧血」

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世界がサッカーワールドカップに沸いています。
もちろんその他のスポーツも
毎日のように熱戦が繰り広げられています。
そして、6月21日から各地で
夏の甲子園をめざして
高校野球の地方大会が始まります。

スポーツをしている人は
貧血になりやすい傾向にあります。

それは、
長時間激しい運動をすると大量の汗をかきます。
汗の中には一定量の鉄が含まれるので、
多くの鉄を失ってしまうのです。

また運動中には、
ランニングだと着地で地面と足が衝突し、
柔道だと体が畳に衝突します。
この衝突により、
体の表面では内出血が起こることがあり、
また体の表面近くを流れる血管では
血液細胞が壊されると考えられています。
その結果赤血球が減り、ヘモグロビンも減ります。

さらに、
運動中に交感神経の活動により
アドレナリンが分泌されると
赤血球は壊されやすくなります。

種目の性質では、
長距離走のような持久力系の方が
瞬発力系よりも
貧血になりやすい傾向にあります。

そして月経のある女子は、
貧血を起こす割合が多くなっています。

運動をするおこさんは、
鉄分摂取を心がけましょう。