14/7/18「毛髪」
14/07/18 19:19 
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「毛髪」

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毛髪は日常生活で様々な刺激によりダメージを受けています。
シャンプー、パーマ液などの科学的刺激、
ブラッシングによる摩擦刺激、
紫外線、ドライヤーなどによる物理的刺激、
などの刺激があります。

毛髪は線維性の硬ケラチンという強固な蛋白質からできていて、
その断面は内側から
毛髄質(メデュラ)、毛皮質(コルテックス)、毛小皮(キューティクル)
からなる3層構造をしています。
最外層のキューティクルは外来の刺激から毛髪内部を守っていて、
根元から毛先に向かってうろこの様に重なり合っています。

入浴後に毛髪を乾かすために、
皆様ドライヤーをご使用なさっておいでだと思います。
ただし、上手に使用しないと毛髪にダメージを与えます。

1000wを越えるドライヤの−吹き出し口は、
130度近くの高熱になっているそうです。
15p離すと80〜90度、
20p離すと70度、
55度以下にするには30pは離さなければなりません。

蛋白質には熱変性という特性があり、
濡れた毛髪では55度程度で変性がはじまるそうです。
毛髪はケラチン蛋白質からできているので、
ドライヤーは少なくとも30p離して使用しましょう。

さらにキューティクルの構造上、
ドライヤーは根元から毛先に向かってかけましょう。
逆方向だと摩擦が大きくなるからです。

そして、乾燥させすぎると頭皮を傷めて落屑(ふけ)の原因になったり、
毛髪内部の水分を失ってキューティクルが剥がれやすくなります。

髪が長くて量が多い場合は、
ドライヤーの使用前にタオルで水分を十分とっておきましょう。

ドライヤーの使用はできるだけ短時間にしましょう。