14/9/4「事故予防」
14/09/04 13:58 
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「事故予防」

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先日、こどもの事故予防に取り組む
NPO法人の方の講演を聴きました。

人間はそもそも集中できない生き物で、
通常の注意力保持時間は8秒だそうです。
また人間は見守れない生き物で、
研究結果から、
2〜5歳のこどもが覚醒している時間のうち、
1日平均30分は全く見守れていないそうです。

また、「母親の視界に入っている」時間のうち3割は、
母親はこどもとは違うことをしています。
そして携帯・スマートフォンが普及している現在、
さらに保護者の目はその機器に奪われています。

外国でのこどもの溺水事故の事例です。
こどもがプールで泳いでいる時、
それを見ているはずのおとなが
スマートフォンでメールをしている最中に
こどもが溺れました。
そのおとなは
「20秒、スマホでメールを打っていただけ」
と主張しましたが、
監視カメラの映像から、
実際は3分たっていました。

見守れなければどうしたらいいのでしょうか。
危険と思われる物、箇所を
あらかじめ見つけて対処しておきましょう。

〈例〉
・これが床に落ちていたら飲み込むかも
・これを触ったら怪我をするかも
→こどもの手の届かない所定の位置に置く

・この窓の下に椅子があって、
 これに上って窓を開けたら落ちてしまうかもしれない
・このブライドの紐が垂れ下がっていたら、
 誤って首がかかるかもしれない
→椅子の場所を変える
→窓の鍵が簡単に開かないように工夫する
→紐を結んで上に置く

・こどもがまだしっかり泳げない
→一緒に泳ぐ
→近くまで行って声かけしながら見ておく