14/09/08 20:41
▼ﾀｲﾄﾙ
「楽観バイアス」
▼本文
こどもの事故予防に取り組む
NPO法人の方の講演のつづき。
「ひどい事故なんて、うちの子に起きない」
大抵の親はそう思っています。
というのは、
人には〈楽観バイアス〉が
頭の中に埋め込まれているからだそうです。
大脳の前頭葉の下前頭回という領域が、
＜悪いことは、自分(の側)には起こらない＞
つまり、良いことは自分(の側)に起こるのだという
指令をだしているのだそうです。
そうやって人は長い歴史を生き抜いてきたのだそうです。
また、人は偽りの安心感にも支配されています。
(例)「チャイルドシートを使わなくても、
これまで私たちには事故は起きていない」
→「使わなくても大丈夫」
よって、何か事故・事件が起こっても
自分には起こらないと思ってしまうのでしょう。
しかし事故は不意に起きてしまいます。
実際当院にも毎月、
・転落した
・飲み込んだ(かもしれない)
・やけど
などの事故で来院されています。
ですから何かが起こらないように
常に対策を立てておく必要はあります。