14/9/17「熱傷」
14/09/17 19:14 
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「熱傷」

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昨夜、形成外科の先生の講演がありました。

その中で、熱傷(やけど)のお話がありました。
・炊飯器の蒸気に手をかざした
・熱い味噌汁が体にかかった
・コンセントにつながった
 電気コードをかじって感電した
などの事例の紹介がありました。

熱傷の応急手当は、
・すぐに水道の流水でその部位を冷やす
 (長くても30分程度)
・熱傷範囲が広い場合は冷やし続けると
 体温が急激に下げることがあり、
 低体温に気をつける
・水道がなければ濡れたタオル等で冷やす

ただし、
氷で冷やすと組織が壊死をおこす場合があり、
氷では冷やさない

東京消防庁のデータによると、
平成24年中にやけどで1317人が救急搬送されました。
うち、0〜4歳が401人で、
全体の30%を超えて最多となっています。
発生場所は住宅等居住場所が全体の約75%、
4人に1人は入院を必要とする中等症以上でした。

国民生活センターのデータでは、
小児のやけど(V度)が多かった上位5品目は、
鍋、電気アイロン、やかん、花火、茶碗です。
乳幼児では茶碗が最多で、電気アイロンも多く、
学童以降は花火が多いです。
やけどの原因は、
低年齢層ではお湯や蒸気・熱いものに触れた事故が多く、
年齢が高いと
火炎・爆発(花火、ライター等)によるものが多いです。

まずは台所のチェック(炊飯器の位置など)から
始めましょう。