14/12/10「夜尿症」
14/12/10 20:18 
▼タイトル
「夜尿症」

▼本文


今日の熊本市は15℃まで上がりました。
予報では明日からまた寒くなり、
週末の最低気温は0℃付近に下がるようです。

寒くなるとおしっこが近くなりがちです。
夜寝ている間におしっこをしてしまうことも
おこさんにはありがちです。

幼児期に夜間おしっこをすることを「おねしょ」
5〜6歳を過ぎても月に数回以上
おねしょをすることを「夜尿症」といっています。
夜尿症は6歳児の10〜20%、
小学校高学年の約5%にみられるといわれています。

なぜ夜尿をするのでしょう。
夜眠っている間につくられる尿の量と、
その尿をためる膀胱の大きさとのバランスが
とれていないために起こります。
よって、夜間につくられる尿量が多すぎたり、
膀胱が小さすぎると夜尿をしてしまいます。

夜尿症は12歳を過ぎるころには
みられなくなることが多く、
1つ年をとるごとに
10〜15%程度自然治癒するようです。

夜尿をするおこさんに対しては、
*起こさず
*あせらず
*おこらず
の三原則をもって対応しましょう。

日常生活でできる対策

@無理やり夜中に起こさない
夜間、脳から分泌される、
排尿を抑えるホルモンの分泌量が減り、
夜尿が悪化することがあります。

A水分は、朝・昼多く、夕方から制限
夕食は寝る3時間前までに終わらせ、
塩分は少なめにします。
おやつの水分は控えめに、
夕方からは厳しく制限しましょう。

B規則正しい生活リズム
早寝・早起き・決まった時間の食事

C寒さ対策
夜尿のこどもには冷え性が多くみられます。
寝る前に入浴してからだを温めましょう。
寒い冬は布団を温めてあげましょう。

Dおしっこのがまん訓練
膀胱を大きくするために必要です。
お家で尿意を感じても無理しない程度に
ぎりぎりまで我慢させましょう。