15/1/7「医薬品の誤飲」
15/01/07 20:17 
▼タイトル
「医薬品の誤飲」

▼本文


1月5日は寒の入り
1月6日は小寒
寒さがこれから厳しくなる時期です。
向こう1週間は最低気温0℃前後で
朝起きがつらいことでしょう。

今日から学校関係は新学期が始まりました。
三度の食事の準備に追われていたお母様は
ほっとなさったことでしょう。

お伝えしているように
各地でインフルエンザは拡大していて、
1/6〜7にかけて1都5県が警報を発令しました。
集団生活が始まると感染拡大のリスクが高まります。
予防に努めましょう。

ところで、
こどもによる医薬品誤飲事故について、
昨年12月に消費者安全調査委員会から報告されました。

5歳以下のこどもの医療用医薬品の誤飲は
平成18年以降増加しています。
最新の報告ではたばこの誤飲に次いで多いです。

年齢では、
1歳>2歳>0歳>3歳>4歳>5歳の順です。

誤飲した医薬品の本来の対象者は、
大人用約6割、こども用約3割

誤飲した剤型別の平均年齢
塗り薬;1歳1か月
錠剤;1歳10か月
水薬;2歳7か月

誤飲事故時の医薬品の置場所は、
テーブル・台・棚の上が多い

発生場所に置いた理由
@服用のため
A保管場所への戻し忘れ
B保管・保存のため
の順でした。

年齢別の事故の特徴
・6か月〜1歳半
 口に入れることが想定されていない医薬品でも誤飲
・1歳半〜2歳
 足場を使って高い所にある医薬品を取り出し誤飲
・2歳〜
 お菓子と間違えて誤飲
 甘く味付けされたシロップ剤を多量に誤飲

医薬品の管理は以下の点に注意する

*こどもの手の届く所や見える所に置かない
*鍵のかかる場所に置く
*取り出しにくい容器に入れる
*服用後はすぐに片づける
*医薬品を出し入れする様子や
 飲む様子をこどもに見せない

冬場は風邪薬など服用する機会が増えます。
どうぞ医薬品の管理にお気を付けください。