15/3/14「ベビー用おやつ」
15/03/14 23:07 
▼タイトル
「ベビー用おやつ」

▼本文


東京都生活文化スポーツ局が行った、
『ベビー用おやつ』による窒息事故に関する
インターネット調査から抜粋します。

東京都内の生後6ヶ月から就学前のこどものいる
1005世帯を対象に行いました。

『ベビー用おやつ』は、
ソフトせんべい
ビスケット類
ボーロ
ウエハース
の4種類に分類

*4種類のうちいずれか1つでも与えたことがある
 95.4%

*与え始めた時期
 7割以上(74.7%)が生後1歳未満から
 

*与えた理由
 ・こどもがよく食べる:53.2%
 ・こどもが食べるか試してみたかった:40.6%
 ・より多くの離乳食を与えたかった:19.0%
 ・栄養学的にこどもに必要と考えた:13.5%

*購入の際に参考にした表示
 対象月例表示:82.4%

*危害またはヒヤリ・ハットの経験があった
 22.1%

*ヒヤリ・ハットの状況
・ソフトせんべい
 喉に張り付いた:25件
 口に頬張りすぎた:18件
 大きいまま口に入ってしまった:14件

・ボーロ
 口に頬張りすぎた:28件
 かまずにそのまま飲み込んだ:16件

・ビスケット類
 口に頬張りすぎた:20件
 うまく噛み砕いて飲み込めなかった:10件
 大きいまま口に入ってしまった:9件

・ウエハース
 喉に張り付いた:28件
 口に頬張りすぎた:13件
 上手に呑み込めない:8件

*危害またはヒヤリ・ハット発生時の月齢
 生後8か月と12か月にピークがあった

*危害またはヒヤリ・ハットの発生原因
 保護者の不注意だった:73.5%
 
*『ベビー用おやつ』の注意表示について
 注意表示を読んだことがない:35.5%
 注意表示を読んだがその通りに与えなかった:7.4%

以下は、消費生活センターへの相談状況です。

○9か月女児(ウエハース)
 小さく切って与えたところ喉に張り付き、
 呼吸できなくなり意識を失った。

○7か月女児(チーズスティック)
 自分の手でもって食べていたところ、
 大きく割れて口に入ってしまった。
 喉に詰まらせ窒息しそうになり
 泣き声も出せない状況に。
 喉に指を入れ取り出し事なきを得た。

○7か月(タマゴボーロ)
 喉に詰まった。慌てて牛乳を飲ませ大事には至らず。 

厚労省が出した「離乳食の進め方の目安」です。

*生後5〜6か月頃
 なめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状の状態)
*生後7〜8か月頃
 舌でつぶせる固さ(豆腐ぐらいが目安)
*生後9〜11か月頃
 歯ぐきでつぶせる固さ(バナナぐらいが目安)

歯や口腔機能の発達には個人差があるので、
そのおこさんの状況に合わせて離乳食を進めましょう。