15/3/25「キッズキッチン」
15/03/25 19:14 
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「キッズキッチン」

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ここ数日は花冷えのお天気で、
今朝の熊本市の最低気温は1℃と真冬並みでした。
その後は温かい日が差して、
ほっこり感のただようお昼間となりました。

御卒園・御卒業の皆様おめでとうございます。
そして1年を無事に終了された皆様、
本当によく頑張りました。

現在春休みのおこさんも大勢いらっしゃいます。
そのため三度の食事の準備に溜息をついておられる
お母様も少なからずおいでではないでしょうか。
この春休みを利用して、
親子で食事の準備をなさってはいかがでしょうか。

昨年、キッズキッチン協会会長の
坂本廣子さんの講演を聴講しました。
坂本さんは関西のとても元気なおばさんでした。
30年以上前から食育に取り組んでいらっしゃいます。

自分で体験し、
しっかりと自分の素晴らしさを実感し、
自己尊厳感を育むことを目標にされています。

以下、坂本さんの文章から抜粋します。

〜「良い子になりなさい」と、
逆らえない指示にしたがっているうちに、
自分で考えて動くことができなくなってしまいます。
「早くしなさい」
「なんでできないの」
「やっぱり駄目でしょう」
「何を聞いてたの」
と言われるだけでは決して自信は育ちません。

キッズキッチンとは、
一汁二菜の献立を、
こども自身が料理の工程を考えて
こどもだけで作り上げるものです。
これによって、
最初から最後までこどもだけでやり遂げることで
達成感を持つことができます。

たった一回でも大きな効果があるのが、
「豆腐の手のひらの上切り」です。
豆腐を、
手のひらをまな板代わりに乗せて、
包丁をまっすぐおろして、
手のひらに当たったかなと思ったら
真っ直ぐ上げて切ります。
こども達は
「こんなに難しいことをやろうと思ったら出来た」
と大きな自信を持つようです。

こんな基礎体験があれば、
将来つらいことがあっても
乗り越えられることができます。〜

おこさんができる範囲で、
なるべく大人の手を引っ込めて、
温かく見守りながら、
料理作りをためしてみませんか。

桜の花が数を増やしています。