15/07/03 13:16
▼ﾀｲﾄﾙ
「パスツレラ菌」
▼本文
今年も半年過ぎて、
折り返しの7月に入りました。
ぐずついたお天気が続いています。
さて、
ネコやイヌをお家で飼っていらっしゃる方、
お家でなくても、
ご実家やご親戚、友人宅にいる場合もあります。
また、野良ネコがご近所を
日常的にうろついている場合もあります。
パスツレラ菌をご存知でしょうか。
この菌はイヌの約75％、ネコの約100％の高い割合で、
口腔内常在菌として保有しています。
イヌ、ネコに咬まれたり引っ掻かれたりして感染し、
皮膚の傷が腫れたり化膿したりする症状がでます。
また重症化する場合もあって、
関節炎、骨髄炎、敗血症、壊死性筋膜炎、
菌を吸い込んで気管支・肺炎
なども報告されています。
また、口移しなどで餌を与えることでの
経口感染もみられます。
通常は抗菌薬で軽快しますが、
免疫力の低下した状態や、
乳幼児、高齢者では重症化する場合があります。
イヌやネコとの触れあいで心を癒す
アニマルセラピーも近年は活用されています。
程よい距離を保ってお互い仲良くしましょう。