15/7/7「骨折」 15/07/07 13:30 ▼タイトル 「骨折」 ▼本文 日本スポーツ振興センターがまとめた 平成25年度の『学校管理下の災害』によると、 小学校で発生した 「負傷・疾病における種類別発生割合」は、 第1位:挫傷・打撲(31.9%) 第2位:骨折(23.4%) 第3位:捻挫(17.7%) でした。 そのうち、骨折した小学生は91,879人でした。 以下、日本骨粗鬆症学会子どもの骨折予防委員会による、 「子どもの骨を丈夫にするために」の提言から抜粋します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 子どもの骨折は、 長期にわたって動けない状態となるばかりか、 子どもの健全な骨発育を障害して骨の量を減らす恐れがあり、 将来、骨粗鬆症になりやすくなる危険性があります。 従って、子どもの骨折を予防することは、 学校現場において重要な課題の一つです。 腰椎の骨は女性では初潮前後で急激に増加し16歳頃最大となります。 男性では2年遅れて増加します。 その後女性では45歳頃まで一定の値で、 閉経前後から急激に減少します。 男性では70歳頃まで一定の値です。 このことから、 男女とも9歳〜15歳の時期が骨を増やす最適な時期と考えられます。 青少年期の骨は運動刺激によく反応し、 特に思春期前後の運動刺激は効果的です。 そこで、骨を丈夫にするにはどのような運動がよくて、 骨折を予防するためにはどのような注意が必要でしょうか。 ・小学生の時期から生涯にわたり活動的な生活をすることが大切です。 ・同じ運動を繰り返すよりも、様々な種目で運動をしましょう。 神経系の発達期である小学校期に、 様々な動きで身のこなしや防御動作を身につけることが 骨折予防に役立ちます。 ・歩くことはもちろん、 荷重のかかる運動を定期的に行うことが骨を丈夫にするには効果的です。 ・大筋群を動かす全身運動や、 特に思春期以降は、筋力をつける運動が骨を丈夫にするには効果的です。 ・運動のやりすぎには注意しましょう。成長期に同じ運動を長時間続けないこと。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 運動やスポーツを行うと疲労が蓄積します。 蓄積した疲労が完全に回復し、 また行いたいと思うくらいに回復した段階で、 次の運動を行うと効果がでるそうです。 みんながスポーツクラブに所属する必要はありませんが、 骨の発育が盛んな時期に体を動かすことは、 骨の量を高めて、 将来の健康な生活のためにとても大切なことです。 さて、今日は七夕です。 夜に星空が広がりますように。 おこさまの健やかな御成長をお祈り申し上げます。 |