15/8/28「間食」
15/08/28 20:31 
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「間食」

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明日当院で開催する
『こどもの健康講座』のテーマは
幼児期の栄養についてです。
おこさんの間食について、
皆さんはどうなさっていますか?

平成22年度幼児健康度調査によると、
おやつは時間を決めて与えている保護者は約5割、
こどもが欲しがる時に与えている保護者は約2〜3割です。
平成12年度の結果と比較して、
年少児の保護者は
こどもが欲しがる時に与える割合が若干増加しています。

栄養の専門家は、
こどもが欲しがる時に与えれば、
食事時の食欲に影響を及ぼし、
それは夜食をとる習慣にもつながり、
その結果、生活リズムの乱れにつながると指摘しています。

平成17年度乳幼児栄養調査結果によると、
午後10時以降に就寝するこどもは3人に1人。
朝食を欠食するこどもは約1割。
就寝時刻午後10時台;13.8%
就寝時刻午後11時台;24.1%
就寝時刻深夜12時以降;50%
就寝時刻が遅くなるほど欠食の割合は高率になっています。

乳幼児にとって間食は、
一日に必要なエネルギーや栄養素を補う重要な役割があります。
幼児の場合は一日一回、午後に与えるのが基本で、
食事時間から少なくとも2〜3時間はあけて与えるのが
望ましいとのことです。

また、間食が甘いものに偏っている者の割合が
近年は増加しているので、
食事ではとりにくい乳製品、野菜、果物を
積極的に間食にとりいれるように専門家は助言しています。