16/4/27「大人にできる支援」
16/04/27 20:16 
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「大人にできる支援」

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皆様、
今日も一日お疲れ様でした。

今日は雨でした。
予報では明日も雨模様です。

我が家は築年数が古く瓦屋根です。
今回の震災では瓦が一部崩れ落ちて、
歪みもでているようです。
ブルーシートを屋根にかぶせていますが、
先週風雨が強かった日に
雨漏りしてしまいました。
なんとか小雨程度で済めばいいのですが。

さて、
震災後のこどもの心のケアについて
前回書きました。
今回は、
日本小児科医会がまとめた
『こどもの心のケアのために』
から抜粋します。

〜心の傷を受けた後のこどもたちの示す行動は、
衝撃的な経験を受け入れようと
こどもが苦しんでいるサインです。
そのサインはこどもの年齢によってさまざまです。
年齢が低いほど反応を起こしやすく、
また治りやすいという傾向もあります。

*幼児期(5歳までのこども)
今まで安全であった世界がそうでなくなったと感じる。
安全であることを確認するために、
家族への依存が強くなる。
赤ちゃん返りを起こす、
指しゃぶり、おもらし、夜尿、夜泣き、
うまく話せなくなる、甘えん坊になる、
母親から離れないなどの変化がみられる。

*小学生
赤ちゃん返りが起こる。
友達間の問題や落ち着きのなさ、
集中力の低下、学業不振
など学校での問題も生じる。

*中・高校生
ほとんど大人と変わらない反応がみられる。
元気がなくなり、
活動的だったこどもが
家にこもってしまうこともある。
うつ的になったり、
ひどい場合は死を考えるようになる。

○大人にできる支援
・十分なスキンシップをとる
・必ず守ってあげる、大丈夫を伝える
・こどもの話や気持ちを聴く
・普段の普通の生活を大切にする
 (食事、遊び、学習、休息、睡眠)
・無理をさせず、
 ありのままのこどもの状態を見守る
・こどもの嫌がることを無理にさせない
・お手伝いなど一緒に過ごす時間を大切にする
・楽しむことをさせる

衝撃的な体験をしたこどもに対して
周囲の大人がこどもの状態を理解し、
あわてずあたたかく対応し、
一人にさせないように配慮すること、
「だいじょうぶ」と安心させること、
体験したことや気持ちを表現出来るように工夫すること、
「辛いと感じたりすることは普通のことだ」
といいきかせることなどで、
こどもの反応はたいていおさまり、
心の傷は癒えていきます。

1か月以上症状が消えないときには
PTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼び
専門的なケアが必要になります。〜

まだまだ余震が続き、
生活そのものも不安定です。
ですが、
おこさんの心に傷が残らないように、
あたたかく見守りましょう。

明日もお元気で。
おやすみなさい。