16/6/6「震災後の変化」
16/06/06 20:11 
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「震災後の変化」

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皆様、
今日も一日お疲れ様でした。

風邪等の症状で受診されたおこさんについて、
震災後何か変わりはないでしょうかとお尋ねしたら、

・夜なかなか寝付けない
・夜寝付くまで部屋を明るくしておかないと怖がる
・トイレに一人で行けず、
 手をつないでおしっこをするようになった
・朝、保育園で後追いして泣くようになった、
・気分が悪い、おなかが痛いということがある
・一時避難していた祖父母宅に行きたいと訴える

などなどの、
これまでにはなかったおこさんの様子がみられています。

国立成育医療研究センターこころの診療部による、
『災害後のこどもたちの心を守るために』の続きです。

D災害のTV映像を続けて繰り返し見ない。
 幼いこどもや不安の強いこどもにとっては、
 たとえ映像であっても見ること自体が体験になる。
 不安や怖さを重ねて経験しているような状態に
 陥る危険がある。

E絵を描く、こども同士で遊ぶなど、
 できるだけこどもらしい活動を確保する。

F興奮するようなイベントは避ける。
 たとえ楽しいことでも、
 不安を抱えた状態では、
 自分でコントロールできず、
 熱をだしたり、
 注意力が散漫になって怪我をすることがある。
 出来る限り、 
 普段どおりの生活リズムで過ごす。

梅雨に入りましたが、
今週はまずまずのお天気のようです。
お外で遊んで体を動かせば、
夜は疲れてぐっすり眠れるのではないでしょうか。

明日もお元気で。
おやすみなさい。