16/6/14「安全・安心感・自己効力感」
16/06/14 20:09 
▼タイトル
「安全・安心感・自己効力感」

▼本文


皆様、
今日も一日お疲れ様でした。

6月9日、
熊本市教育委員会は熊本地震の影響調査で、
地震から1か月半たって
新たにカウンセリングが必要な児童生徒が
1215人に上ったと発表しました。

日本児童青年精神医学会による、
「被災したこどもを支援する方々へ」から。

被災したこどもの心理的な問題は、
現実社会の中での安全が確保され(安全)、
自分が一人ではなく
周りの人から守られ尊重されていることを実感し(安心感)、
自分が問題を解決したり
新しく達成できることがあると実感できる(自己効力感)
環境の中での生活を通じて、
自然に解決していくことが多くみられます。

こどもが心の中で
どのような体験をしているのか理解した上で
話を傾聴することが重要です。
余計な意見を言われずに
自分の話を大人が真剣に聞いてくれると、
自分が尊重されていることを
こどもは感じることができます。

体験している怖い記憶や体調不調が
自分だけに起こっていることではないこと、
いずれ治まっていくことを、
信頼する大人から保証してもらえるだけで、
こどもは安心感を得ることができます。

大人が配慮して、
普段の調子が出ないこどもでも達成できるような課題を与え、
それを達成することによって、
こどもは自己効力感を感じることができます。

こどもが、
安全・安心感・自己効力感
を手に入れられるように支援しましょう。

今日の熊本市の最高気温は30.4℃でした。
明日も30℃越えの予報です。
紫外線・熱中症対策を行いましょう。

明日もお元気で。
おやすみなさい。