16/7/1「こどものこころのケアアンケート@」
16/07/01 20:15 
▼タイトル
「こどものこころのケアアンケート@」

▼本文


皆様、
今日も一日お疲れ様でした。

今日の熊本市の最高気温は久々に30℃を越え、
暑い一日となりました。

さて熊本市では、
5月10日から幼児健康診査が再開されています。
その際に、
「こどものこころのケアアンケート」を実施しています。

以下、
1歳6か月児に対するアンケート調査の
これまでの結果を簡単にご紹介します。

*アンケートの質問事項

◎震災後おこさんに次のようなことがあるか。

@食欲がなくなった
A夜泣きが多くなった。寝付けない。夜中に目をさましてぐずる。
Bすぐ泣いたり、興奮しやすくなった。
C必要以上におびえたり、小さな物音にびっくりする。
D暗い所や特定の場所を怖がる。
E以前にくらべてゼーゼーしたり体や目をかゆがる。

◎震災後保護者の方に次のようなことがあるか。

@あまり眠れない。
A頭痛、腹痛、吐き気、めまいなどの不調を感じる。
Bいらいらしたり、怒りっぽくなった。
C色々と不安だ。
Dちょっとした物音や揺れに対してひどく驚く。
E気分が落ち込んだり、寂しくなったりする。
F悪夢に悩まされることがある。
G物事になかなか集中できない。
Hこどもについ当たってしまうことが増えた。

・662人の保護者が回答。

・質問事項のひとつでも該当する者の割合
 1歳6か月児;49% 保護者;54%

・1歳6か月児の上位3項目(上記質問事項の番号で示す)
 1位;A(24.3%) 2位;C(19.9%) 3位;B(13.0%)

・保護者の上位3項目(上記質問事項の番号で示す)
 1位;D(25.5%) 2位;C(20.1%) 3位;@(18.3%)

健診会場では、
保健師さんが保護者のお話をゆっくりと聞き、
不安の軽減に努めていらっしゃるようです。

6月30日の熊日新聞によると、
熊本地震の対応に当たっている熊本市職員のうち504人が、
うつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)
のリスクが高いと判定されたそうです。

今回の保護者のアンケート結果からも、
成人の心のケアも大切なことが分かります。

余震が続き、
大雨も襲ってきました。
不安を打ち消すことはこの状況では
なかなか難しいです。

不安な気持ちを自分の中だけにしまい込まずに、
誰かに聞いてもらうことはとても大事なことです。
それですぐに物事が解決しなくても、
心が軽くなったり、
良い考えが思いついたりするはずです。
みんなで支え合いましょう。

明日も暑くなる模様です。
お身体大切に。
おやすみなさい。