16/9/17「栄養素」
16/09/17 18:58 
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「栄養素」

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今週に入り最高気温が30℃を下回る日が続きましたが、
また30℃越えの暑さに戻りました。
そして、
台風16号
(マラカス;フィリピンの言葉=タガログ語で「強い」を意味するそうです)
が九州に接近しています。
事前の備えが必要です。

さて、
前回抗疲労日本食について書きました。

今回は、
抗疲労食の内容を決定するための食材の根拠について、
論文から抜粋します。

選ばれた食材には、
エネルギーを増大させ、
抗疲労に効果のある栄養素が含まれています。

以下の内容です。
・栄養素
・働き
・多く含まれる食材
(栄養素の1日推奨量を摂取するための食材の摂取量の目安)

*イミダゾールジペプチド

抗酸化作用、pH調整作用、疲労軽減効果

鶏胸肉(22g)、かつお(50g)、まぐろ(37g)、かじきまぐろ(14g)、
鯨赤身肉(17g)、豚ロース肉(56g)

*ビタミンB₁

炭水化物をエネルギーに変える

豚ヒレ肉(140g)、生ハム(160g)、うなぎ(190g)、たらこ(200g)、
大豆乾(160g)、青のり乾(160g )

*還元型コエンザイムQ10

栄養素をエネルギーに変える必須物質、抗酸化作用

いわし(1600g)、豚肉(3000g)、牛肉(3000g)、
オリーブオイル(3300g)、ブロッコリー(9000g)

この栄養素の推奨量を食材だけで摂取することは困難です。

*クエン酸

修復エネルギー産生のために、TCA回路を効率よく働かせる

レモン(1/2個)、みかん・グレープフルーツ(1/2〜1個)
イチゴ(5〜7個)、キウイ(1〜2個)、
梅干し(1〜3個)、酢(10〜20ml)

*パントテン酸

脂肪酸をエネルギーに変換するために必須

鶏レバー(60g)、豚レバー(83g)、牛レバー(94g)、
にじます(250g)、納豆(140g)、牛乳(1.1L)、
ししゃも(308g)、アボガド(360g)

*L-カルニチン

脂肪酸をエネルギーに変換するために必須

ヤギ肉(450g)、ラム肉(500g)、牛肉(850g)、
豚肉(3600g)、岩がき(4100g)

*ビタミンC

抗酸化作用

レモン(120g)、グレープフルーツ(200g)、
イチゴ(200g)、キウイ(200g)

*アスタキサンチン

抗酸化作用、持久力向上、脂質代謝活性化

さけ(300g)、オキアミ(150g)、イクラ(700g)、
エビ・カニ甲殻(3000g以上)

この栄養素の推奨量を食材だけで摂取することは困難です。

上記の食材を目安量だけ毎日食べるのは、
ちょっと無理かなあと思います。
食材の含む栄養素を知って、
少しずつでも食べていこうと思います。