16/10/8「乳幼児栄養調査〜その@」
16/10/08 18:24 
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「乳幼児栄養調査〜その@」

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皆様、
今日も一日お疲れ様でした。

本日深夜に阿蘇中岳で爆発的噴火が発生しました。
ここ数日余震はかなり減少してきていただけに驚きました。

本日15時の聞き取り調査では、
愛媛、香川県でも降灰を確認したそうです。
現在噴火警戒レベル3。
これは入山が規制され、
居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす
(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)
噴火が発生、
あるいは発生すると予想される
レベルとのことです。
しばらくは注意が必要のようです。

さて、
平成27年度に厚労省が実施した「乳幼児栄養調査」の結果が、
本年8月に公表されました。

この調査は、
全国の乳幼児の栄養方法及び食事の状況等の
実態を把握することにより、
母乳育児の推進や乳幼児の食生活の改善のための
基礎資料を得ることを目的に行われています。

調査の対象は、
無作為に設定された1106地区内の
6歳未満のこどものいる世帯及びそのこどもです。

今回は授乳に関する状況について抜粋します。

@授乳期の栄養方法

母乳の割合
生後1か月51.3%(平成17年度42.7%)
生後3か月54.7%(平成17年度38.0% )

10年前に比べてともに増加。

特に、
出産後1年未満に働いていた母親の母乳栄養の割合は、
平成17年度26.7%
平成27年度49.3%
22.6ポイント増加。

A授乳について困ったこと(回答者:0〜2歳の保護者)

困ったことの上位3つ(以下、栄養別)

*母乳栄養
困ったことがある;69.6%
第1位;母乳が足りているかわからない;31.2%
第2位;人工乳を飲むのを嫌がる;19.2%
第3位;外出の際に授乳できる場所がない;15.7%

*混合栄養
困ったことがある;88.2%
第1位;母乳が足りているかわからない;53.8%
第2位;母乳が不足ぎみ;33.6%
第3位;授乳が負担、大変;23.7%

*人工栄養
困ったことがある;69.8%
第1位;母乳がでない;37.2%
第2位;母乳を飲むのを嫌がる;23.3%
第3位;母親の健康状態;14.0%

約7〜8割は授乳について困っている。
また授乳の方法それぞれで、
困ったことの高い割合を示す項目に違いがみられた。

栄養は生きていく上で必要不可欠のものです。
授乳期、
おこさんは栄養摂取を依存するしかありません。
それを与える方には
どうしてもある程度の負担がかかってしまいます。
その負担がかかり過ぎないよう、
疲れてしまわないよう、
周囲の方々の協力、
そして社会全体の支援も必要です。

明日もお元気で。