17/1/15「注意報レベル」
17/01/15 17:33 
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「注意報レベル」

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寒波の影響で、
厳しい寒さが続く今日この頃です。
今日の熊本市の最低気温は−1.7℃、最高気温は5.4℃。
日は差したものの、空気は冷たいです。

さて、
1/13付の厚労省発表のインフルエンザ発生状況は、
(1/2〜1/8の週)
全国の定点数10.58となり、
注意報レベル基準10を超えました。

注意報とは、
今後4週間以内に大きな流行が発生する
可能性があることを示します。

昨季はH28.1/18〜1/24の週に
定点数10.56の注意報レベルとなり、
その3週間後の2/8〜2/14の週に
39.97とピークに達しました。

熊本県の1/2〜1/8の週の定点数は8.14。
人吉、山鹿、天草は注意報レベルを超えました。
熊本市は5.92です。

長崎県のある市内で
最初にA型インフルエンザの集団感染が起こった
小学校の感染状況の報告をみると、
あるクラスで最初の1人が発生。
翌日から連日数人ずつ発症。
その後、
感染者の兄弟(同じ小学校)が発症。
そして、
最初のクラスの数人の感染者は学童保育に通っていて、
学童保育内で感染が拡大していった。

最初に発生したクラスの児童の発症日をみると、
発端者の席の隣・前の児童が翌日、
さらにその近くの席の児童が翌々日、
というふうに感染者の近くの席の児童が
順々に発症している。

インフルエンザの感染経路は、
空気・飛沫・接触感染が考えられています。
飛沫で感染するのは、
1〜2メートルの範囲とされています。
今回報告されたクラスの発症状況も、
発端者の近くから感染が広がっています。

また接触感染は、
多くは汚染された机・ドアノブなどに触れて、
その手で鼻・口・目などに触れて感染します。

インフルエンザウイルスは、
金属・プラスチックなどの表面では24〜48時間、
布・紙・ティッシュなどでも8〜12時間生存し、
ウイルスの手への移行は、
金属からだと24時間まで、
ティッシュからは15分ぐらいまで起こるそうです。
ただ手に付着したウイルスは、
5分程度で消失するそうです。

今回の報告では、
学校内での感染を制御するには、
咳がでる場合はマスクを着用することが重要で、
休み時間に手洗いを行うことが
感染予防に有効であるとしています。

このことはご家庭や職場、
外出先でも実行なさってください。
咳がでればエチケットとしてマスクを着用し、
手洗い・うがいを行いましょう。

また、
鼻をかんだティッシュは速やかにゴミ箱に捨てて、
できればゴミ箱に蓋をするなり、
袋を縛るなどしたらより良いでしょう。
ドアノブも時々はお掃除しましょう。

明日から3学期2週目に入ります。
これからの本格的なインフルエンザシーズンを
皆様乗り越えましょう。