17/2/5「インフルエンザ警報」
17/02/05 18:30 
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「インフルエンザ警報」

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日曜の夕暮れ時、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

節分の豆まきも終わり、
季節は立春を迎えました。
そんな中、
梅の花が咲いています。

1月27日以降、
熊本市の最高気温は
平年値(約10℃)を上回る日が続いています。
また最小湿度は30%前後と空気は乾いています。
各地で火災が発生しています。
火・暖房器具の取り扱いにご注意ください。

報道されているように、
1/23〜1/29の週に、
熊本県のインフルエンザ流行状況は
警報レベルを超えました(定点数40.51)。

以下、
過去2年の定点数の動向

H27年度
12/29〜1/4;24.64
1/5〜1/11;57.23
1/12〜1/18;73.59
1/19〜1/25;71.68
1/26〜2/1;40.06
警報レベル(30)を超えて1週後にピーク
(短期間で急増)

H28年度
2/1〜2/7;26.91
2/8〜2/14;32.13
2/15〜2/21;33.75
2/22〜2/28;35.15
2/29〜3/637.65
3/7〜3/13;26.19
警報レベル(30)を超えて3週後にピーク
(比較的ゆるやかに増加)

ピーク値
H25;26.10
H26;38.78
H27;73.59
H28;37.65

年度毎にピークの時期、
ピークを迎える増加率、
ピークの数値は異なります。

今年度の動向は、
先週(1/30〜2/5)のデータが
減少すればピークは来た、
増加すればピークはまだこの先、
となるような気がします。

ちなみに、
1/23〜1/29の週の全国の定点数は39.41。
熊本県は昨年末までは全国の半分の発生でしたが、
1月に入り増加率が増して、
ついに全国平均を超えました。
しばらくは感染予防に努めましょう。

さて、
これまでもこのブログでお伝えしましたが、
節分の豆の季節に限りませんが、
乳幼児の食品による窒息事故の原因として、
豆・ナッツ類が挙げられます。

「節分の残りの大豆を食べた後から息がぜいぜい。
 気道から大豆の破片がみつかった。」(1歳)

「ピーナッツを食べていたら喉につまり顔色不良。
 息がぜいぜいして咳込んだ。」(1歳)

豆・ナッツ類は小さな破片でも気道に入ったままだと
気管支炎・肺炎を起こすことがあります。
また気管支に入った豆・ナッツ類を取り除くには、
全身麻酔をして気管支鏡を使って除去する、
あるいは肺の一部を切除する場合もあります。

飲み込む能力が未熟な3歳頃までのおこさんには、 
(個人差があるので場合によってはそれ以上)
ナッツ類は与えないようにしましょう。

さて、
今週半ばから再び寒さが舞い戻る予報です。
金・土曜日は雪マークがでています。
皆様どうぞお身体ご自愛ください。