17/03/11 18:48
▼ﾀｲﾄﾙ
「産後うつ病」
▼本文
今日の熊本市は穏やかに晴れ渡り、
気温は1.3℃からぐんぐん上昇し、
最高気温18℃まで達しました。
現在、
全国的にスギ花粉の飛散がピークとなっています。
日本気象協会の情報では、
熊本市は今日・明日は「非常に多い」、
来週は「多い」となっています。
3月中旬頃までスギ花粉が飛んだ後は、
次はヒノキが4月中旬頃まで飛びます。
花粉症の方は非常につらい時です。
お出かけの際は、
マスク・眼鏡をかける、
花粉がつきにくい服を着る。
外出後家に入る前に服を払う。
衣服・布団の外干しを控える。
などの、
花粉をできるだけ体に取り込まない対策を行いましょう。
また春先は一日の寒暖の差が大きく、
喘息発作が起きやすい季節です。
調子が良いとついつい怠薬しがちですが、
発作が起きてなくても
気管支の中では炎症がくすぶっています。
発作が起きるとダメージが蓄積されて、
喘息が治りにくくなってしまいます。
喘息のお薬は、
発作が起きなくなってだいぶ経過するまでは、
しばらく継続して内服していきましょう。
さて、
産後女性の10〜15％が産後うつ病にかかるといわれていますが、
昨年愛媛大学などの共同研究チームが、
世界で初めて、
妊娠中の牛乳摂取が産後うつ症状に予防効果があることを示唆する
研究成果を発表しました。
1319名の母親を対象として、
妊娠中の栄養情報、
生後3〜4か月時の精神状態を調査しました。
結果、
8.2％で産後うつ症状があり、
妊娠中の牛乳摂取の最も少ない群に比べて、
2番目に少ない群及び最も多い群で、
産後うつ症状のリスクが有意に低下しました。
ヨーグルト、チーズ、カルシウム、ビタミンD摂取は
いずれも産後うつ症状と有意な関連を認めませんでした。
今回の研究では、
牛乳がうつ症状をなぜ低下させるのか、
その理由まではまだ明らかにはなっていません。
牛乳が飲めない牛乳アレルギーの妊婦さんに
産後うつ病が多いと聞いたことはありませんが、
今回の研究結果は参考になるのではないでしょうか。
明日の熊本市の天気予報は晴れ。
最高気温は17℃。
暖かくなる見込み。
おこさんと一緒にお外に飛び出して、
リフレッシュなさってください。