17/4/18「タッチスクリーン機器と睡眠」
17/04/18 20:23 
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「タッチスクリーン機器と睡眠」

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遊水公園の桜の花びらはかなり散りましたが、
緑が鮮やかな葉桜が姿を現しています。
菜の花の黄色も太陽の日を浴びて輝いています。

さてこのほど、
ロンドン大学の研究チームが、
乳幼児がタッチスクリーン機器を使い込むと
睡眠時間が短くなるという調査報告を、
科学誌Natureに発表しました。

イギリスではここ数年で
タッチスクリーン機器を所有する家族が急速に増えて、
2016年の報告書では、
家族用住宅の86%で、
主に携帯用メディア機器によるインターネット接続が
行われているそうです。

今回研究チームは、
2015年6月から2016年3月の期間に
生後6〜36か月の乳幼児715人の親を対象に、
こどもの日中と夜間の平均睡眠時間、
入眠までの所要時間、
夜間に目を覚ます頻度
を調査しました。

結果、
タッチスクリーンの使用時間が長い乳幼児は、
夜間睡眠時間が減り、
日中の睡眠時間が増えて、
総睡眠時間が減ったことが判明しました。

タブレット型パソコンの使用時間が1時間長くなると、
平均で夜間睡眠時間が26.4分短縮し、
日中の睡眠時間が10.8分長くなり、
総睡眠時間が15.6分短縮しました。

タッチスクリーンの使用は、
入眠所要時間の増加にも関連しましたが、
夜間に目を覚ます頻度との関連はありませんでした。

メディアがおこさんの睡眠に
何らかの影響を与えていることが考えられます。
寝る子は育つ。
良質な睡眠を確保するためにも、
メディアとの接触は最低限に抑えましょう。
勿論、
私達おとなも同様だろうろ思われます。