17/7/28「歯の健康」
17/07/28 20:02 
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「歯の健康」

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厳しい暑さが続いています。
ついつい冷たい飲み物・食べ物に
手が伸びてしまいがちですが、
お腹の調子を崩さないようにしましょう。

さて、
先日歯科の先生の講演を拝聴しました。
本年2月のブログにも書きましたが、
熊本県の小児の虫歯の罹患率は、
以前から全国ワースト10に入っています。

小児の虫歯は保護者の歯に対する意識で差がでるそうで、
保護者が定期的に
歯のメンテナンスに歯科に通院しているこどもと、
そうでないこどもの虫歯の数は明らかに違うようです。

虫歯はミュータンス菌による感染症で、
罹患しやすい時期は、
生後19か月〜31か月です。
感染源は主には身近な大人です。
ですから、
妊娠期間中にできるだけ周囲の大人は、
虫歯の治療を終わらせて、
歯のメンテナンスを継続して行う必要があります。

食事に関しては、
よく噛んで唾液を分泌させることが
虫歯予防の観点からも必要です。
そのためには、
できるだけ硬いものも与えなくてはいけません。
そして、
上顎の発育は10歳頃までで完結するので、
その意味でも、
幼少時からしっかり噛む習慣を身に着けることが大切です。
(下顎は20歳頃まで発育する)
前歯でも噛むことは重要で、
顎の発育が良くなるそうです。

また甘いものを与えるのはできるだけ遅らせましょう。
(3歳すぎぐらいまでとのこと)
ジュースやスポーツ飲料が
日頃の飲料にならないようにしましょう。
こどもは日常では水やお茶にしましょう。

歯磨きについては、
歯が生えてきたらまずはガーゼで拭うことから始めましょう。
その後歯ブラシで仕上げ磨きをしてあげましょう。
歯科の先生によると、
こどもは10歳ごろまでは
あまり上手には磨けていないらしく、
できれば10歳頃まで
仕上げ磨きをしてあげた方がよいとのことです。

歯の健康は全身の健康につながります。
バタバタと忙しい毎日ですが、
短時間でも歯の健康のためにケアをしていきましょう。