18/8/17「日本脳炎注意報」
18/08/17 20:07 
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「日本脳炎注意報」

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8月7日の立秋(秋の気配が立ち始める日)が過ぎ、
そしてお盆が過ぎました。
しかし暑さは依然として続いています。
熊本市は8月1日から14日まで、
連続猛暑日でした。
15日は台風の影響か33.7℃、
16日は34.6℃
本日は34.9℃。
予報ではしばらく最低25℃前後、
最高35℃近くまで上がる日が続く模様です。

また、
台風19号
(ソーリック;ミクロネシアの伝統的な部族長の称号だそうです)
が九州に接近中です。
予報では21〜22日に九州に上陸するかもしれません。

熱中症対策・台風対策、
しばらくご注意ください。

そんな中、
熊本県は8月15日日本脳炎注意報を発令しました。
8月13日に15頭の県内産肥育ブタの血液検査を実施し、
うち1頭の血液から日本脳炎ウイルス遺伝子が検出されました。

全国では鳥取県で、
6月上旬にすでにブタ10頭中10頭から
日本脳炎ウイルス遺伝子が検出され、
その後、
6月中旬;徳島・滋賀
6月下旬;高知
7月上旬;香川・佐賀・長崎・宮崎・
7月下旬;福岡・大分
8月上旬;三重
と例年通り西日本を中心に、
ブタは日本脳炎に感染しています。

日本脳炎ウイルスに感染したブタの血を吸った
コガタアカイエカ(気温15〜32℃で活動)が感染し、
その蚊が人を刺した際に人に日本脳炎を感染させます。
人が日本脳炎ウイルスに感染した場合、
100〜1000人に1人が発病するといわれています。
10月頃までは注意が必要です。

全国では平成24〜29年まで、
2〜11人の患者が発生していて、
熊本県では、
平成24年1人
平成25年2人
平成26年1人
の発生が報告されています。

キャンプなど屋外で活動する場合は、
長袖・長ズボンを着用して、
虫よけ剤の使用もご検討ください。

日本脳炎の特効薬はありません。
日本脳炎ワクチンを接種して予防しましょう。