19/12/17「SNS」
19/12/17 20:16 
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「SNS」

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師走も半ばを過ぎました。
慌ただしい毎日ですが、
皆様如何お過ごしでしょうか。

本日の熊本の
日の出7時13分、
日の入り17時13分。
冬至近くとなり、
日没が早くなっていますので、
一人で外に遊びに出る小学生のおこさんには、
早めの帰宅を促しましょう。

さて、
私が学校医を担当させていただいている
高平台小学校では明日、
「SNSとの関わり方について」
をテーマに学校保健委員会が催されます。
児童の皆さんがテーマに沿って話し合い、
それを発表し議論することになっています。

皆さんもご存知のように、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
を介しておこさんが事件に巻き込まれています。

熊本県警察本部少年課のデータをご紹介します。

SNSに起因する被害少年数は平成20年以降増加していて、
平成29年に全国で年間1813人と過去最多となりました。
平成30年は年間1811人でした。

平成30年の状況は、
被害少年の約9割がアクセス手段としてスマートフォンを利用し、
被害少年の約9割が被害時にフィルタリングの利用がありませんでした。

平成30年の被害少年1811人中、
重要犯罪は91人で、
その内訳は、
略取誘拐42人
強制性交等32人
強制わいせつ12人
殺人3人
強盗2人

熊本県のSNSに起因する被害少年数は、
平成26年45人
平成27年31人
平成28年33人
平成29年33人
と推移していて、

平成29年の被害少年33人の約6割は、
児童買春・児童ポルノの被害でした。

近年は、
こどもがネット上に
自分の裸を載せる行為が多発しているそうです。

また、
自殺サイトを通じて殺人に至った例もあり、
有害情報に影響されて行動を起こすこどもが後を絶たないようです。

熊本県警察ホームページに
「スマホに弱い大人の教科書」
が掲載されています。
時間があるときに御参照ください。

先日熊本県庁で講習会がありました。
プロムナードには、
黄金色のイチョウのじゅうたんが敷き詰められていました。